
市指定有形文化財
文化4~5年に建てられた、南会津町の上層農民住居です。
この民家は「馬屋中門(ちゅうもん)造り」になっており、鉤型(かぎがた)に突き出た部分があります。これを中門といい、先端が出入口になっていて、中に馬屋や便所があり人と馬が一つ屋根の下で生活していました。
雪深い地域では、農民にとって農耕には馬がとても重要な存在だったため、出入り口の除雪量が少なくすむことや冬季の馬の世話の都合を考えた農民の工夫からこのような形態の家が造り出されたといえます。
民家園を知る。伝える。
市指定有形文化財